ついに最強牌効率決定トーナメントが始まった。一般的牌効率四天王No.1とNo.4が会場から見守る中、1回戦が始まった。トイツ系牌効率伝承者の最初の対戦者は一般的牌効率のAとB、そしてシュンツ系牌効率のC。
序盤は一般的牌効率の2人が持ち味のスピードを生かした先制リーチ攻撃で突っ走る。トイツ系牌効率伝承者は防戦一方、流局させるので精一杯。
我慢を重ねた東4局、ついにトイツ系牌効率伝承者にチャンスが訪れる。トイツ系牌効率伝承者がチートイドラドラを聴牌、そして即リーチ! 待ちは場に1枚切れの「西」。
決まるかと思われたが、流局。残り2枚の西のうち1枚は順子系牌効率者Cの手にあり、もう1枚は王牌だった。チャンス手をつぶされたトイツ系牌効率伝承者に秘策はあるのか? 一般的牌効率が優勢のまま試合は後半戦に進む。
今のは残り2枚の「西」が両方とも山にあると踏んだんですよね。しかし実際はシュンツ系牌効率が、字牌を絞っていた。読みが外れたということはトイツ系牌効率伝承者はこれで終わりましたね。
いや、奴はシュンツ系牌効率が出てくることがわかった上で「なんとかしてみせる」と言っていた。この状況も当然想定していたはずだ。まぁ、続きを見てみようぜ。
『南1局も一般的牌効率Aが先制リーチ。しかし、トイツ系牌効率伝承者がそれをポン。そして次巡の捨て牌でロン。タンヤオドラ1を和了る』
ロン ポン()
ん? 鳴いてきましたね・・・トイツ系牌効率というのは七対子だけじゃなかったのか・・・それともトイツ系牌効率を捨てたということなのか?
わからん。単なるトイツ系牌効率伝承者の焦りだったらどうということはないが・・・
『南2局、一般的牌効率Bが先制リーチ! それをトイツ系牌効率伝承者がポン。リーチに降りた一般的牌効率Aからリーチ者の現物でロン。中ドラ2を和了る』
ロン ポン()
こんどは役牌・・・しかも得点もわずかながら抜かれちまった・・・
なるほどな、これこそがトイツ系牌効率の真の姿かもしれんな・・・そうするとこの状況を打開するにはAやBでは荷が重過ぎる。
『南3局、2巡目いきなりトイツ系牌効率伝承者がポン。4巡目チー。そして6巡目にロン。タンヤオのみ。
ロン ポン() チー()
そして南4局は流局で終了』
またわが一般的牌効率側が負けてしまったわけですが・・・敗因は一般的牌効率の持ち味だったはずのスピードで遅れをとったということですか?
まぁ、そうだな。ただ、その点は何とかなる。あれが真のトイツ系牌効率というのなら、こちらの真の一般的牌効率を見せればいいだけの話・・・ただ今の半荘・・・何かがおかしい・・・
トイツ系牌効率が1回戦を突破。しかし、シュンツ系牌効率もこのままでは黙ってはいない。2回戦はシュンツ系牌効率3人がトイツ系牌効率に襲い掛かる。その勝敗はどうなるのか? また一般的牌効率No.1が言う真の一般的牌効率とは? そして彼が感じる違和感とは何か? そして未だ時代の闇にまぎれている「コーツ系牌効率」は表にでてくるのか?
「最強の牌効率は何か!? 多種ある牌効率がルール無しで戦った時…スポーツではなく目突き金的ありの『喧嘩』で戦った時最強の牌効率は何か!? 今現在 最強の牌効率は決まってない」
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