そもそも「2+6枚複合形」とは何なのでしょうか?
「2+6枚複合形」とは、麻雀牌が2+6枚(雀頭候補のトイツと2面子候補の6枚)があり、何かをツモって何かを切れば2面子+1雀頭が完成する形のことです。特に塔子がいろいろ絡み合っているやつのことを「2+6枚複合形」ということにします。
それを踏まえてここから「2+6枚複合形」のあれこれをこれから解説します。
まず2+6枚複合形には強い(受入が多い)やつもいれば弱い(受入が少ない)やつもいます。その強いやつの中でも特に実力の高い(受入が多い)3人を「2+6枚複合形三賢人」と呼びます。ではその「2+6枚複合形三賢人」を紹介しましょう。
階段型
まずは1人目です。 最強最大の受入枚数16枚を誇る、2+6枚複合形の絶対王者「階段型」です。
【階段型】
(受入16枚 34567西)
名前の由来は3枚2枚1枚という形です。階段っぽいでしょ。(この形の一般名称知っている方は教えてください。以下すべて同じ…)
彼は自分の周りの牌すべてを受け入れることができる、懐の深さを持っています。まさに絶対王者です。
ピアノ+α型
続いて2人目です。形も美しくかつ実力もある(受入が多い)、2+6枚複合形界の貴公子「ピアノ+α型」です。
【ピアノ+α型】
(受入15枚 2358西)
名前の由来はよく見るピアノ待ち(「34567」で2-5-8待ち)の形に1枚くっついているからです。(そのまんま…)
彼は柔軟性があって「+α」の部分で受け入れる牌を変えることができます。
そして「+α」の部分がなくても十分いい形なので、他の部分が弱いと「+α」を捨ててその部分を助けるといった優しい一面を持ち合わせています。まさに貴公子です。
エントツリャンメン
そして最後の一人です。見た目はいまいちだが実力は折り紙つき。2+6枚複合形界のいぶし銀「エントツリャンメン」です。
【エントツリャンメン】
(受入14枚 2457西)
名前の由来は というエントツ待ちと、 という両面待ちが複合しているからです。
こいつは両隣と真ん中の牌を受け入れます。ただ、中心から少しずれた牌は受け入れないという頑固な一面があります。まさに職人肌のいぶし銀です。まぁ、左右の両面待ちと考えればわかりやすいですね。
まとめ
「階段型」「ピアノ+α型」「エントツリャンメン」の三賢人は、その他全ての2+6枚複合形たちが目指す憧れの的です。そして彼ら三賢人以外の2+6枚複合形たちは、一歩でも三賢人に近づこうと日々努力しています。
逆に言えば2+6枚複合形三賢人はそれぞれの流派の頂点です。ここから変化はないですし、トップ同士の交流も存在しません。もしかすると、頂点ゆえの孤独があるのかもしれませんね。
次の章では三賢人に次ぐ実力を持つ「3・2型」を紹介します。
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