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2+6枚複合形講座Ⅷ 「カンチャンシャンポン」「離れリャンカン」

2+6枚複合形講座

2+6枚複合形三賢人に次ぐ実力のリャンメンカンチャンです。

(受入11枚 257)「リャンメンカンチャン」

このリャンメンカンチャンは生意気にも派閥を持っています。しかしその結束は必ずしも強固なものではなく、かなり自由なグループという印象です。今回はそのリャンメンカンチャン一派である「カンチャンシャンポン」と「離れリャンカン」を紹介します。

カンチャンシャンポン

そのリャンメンカンチャン一派の一人目です。

【カンチャンシャンポン】
(受入8枚 37西 / 変化245)

名前の由来はカンチャン待ちとシャンポン待ちがあるからです。

こいつは他の部分に雀頭がないときは間抜け(カンチャン)部分(この手牌なら)を切って問題ないのですが、他の部分に雀頭があるときは間抜けのままおいておきます。それによって「リャンメンカンチャン」への変化があります。

(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」
ツモ 捨て
(受入11枚 257)「リャンメンカンチャン」

ちなみに「リャンメンカンチャン」への変化を見るなら、次に出てくる「離れリャンカン」を経由するパターンもあります。

(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」
ツモ 捨て
(受入8枚 27)「離れリャンカン」
ツモ 捨て
(受入11枚 247)「リャンメンカンチャン」

「カンチャンシャンポン」は「ピアノ+α型」へも変化があります。

(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」
ツモ 捨て
(受入15枚 1347西)「ピアノ+α型」

そして「リャンメンシャンポン・にいにい型」への変化もあります。

(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」
ツモ 捨て
(受入11枚 347西)「リャンメンシャンポン・にいにい型」

「カンチャンシャンポン」から「にいにい型」への変化があるなら、「ににいい型」への変化もあるのではないかと思いますよね。確かにあります。

(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」
ツモ 捨て
(受入11枚 235西)「リャンメンシャンポン・ににいい型」 

ですがよくよく思い返すと、このツモは先ほど出てきた「リャンメンカンチャン」への変化と同じツモです。つまりツモの場合、「リャンメンカンチャン」「リャンメンシャンポン・ににいい型」かの選択が迫られます。

「リャンメンカンチャン」への変化を拒否し「リャンメンシャンポン・ににいい型」へ変化したときは以前見ていただいたように、「リャンメンカンチャンの呪い」がかかります。フリテンに気をつけて進めていきましょう。

離れリャンカン

リャンメンカンチャン一派の二人目です。

【離れリャンカン】
(受入8枚 27 / 変化45)

名前の由来はカンチャン形が離れて存在しているからです。横に長くのびたその体の両脇に牌を受け入れることができます。

なんとこの「離れリャンカン」は、二種類もの「リャンメンカンチャン」への変化があります。

(受入8枚 27) 「離れリャンカン」
ツモ 捨て
(受入11枚 257)「リャンメンカンチャン」

(受入8枚 27) 「離れリャンカン」
ツモ 捨て
(受入11枚 247)「リャンメンカンチャン」 

そして「離れリャンカン」からは「カンチャンシャンポン」への変化もあります。

(受入8枚 27) 「離れリャンカン」
ツモ 捨て
(受入8枚 37西)「カンチャンシャンポン」

(受入8枚 27) 「離れリャンカン」
ツモ 捨て
(受入8枚 26西)「カンチャンシャンポン」

もちろんこの変化は「リャンメンカンチャン」ではなく、「リャンメンシャンポン」をにらんだものです。そのため、この流れでできた「カンチャンシャンポン」から「ピアノ+α型」へ移行するとフリテンになります。平和(ピンフ)を望むなら「カンチャンシャンポン」への変化は拒否しておきましょう。

しかしポンなど激動の道を進むなら「離れリャンカン」→「カンチャンシャンポン」→「リャンメンシャンポン」のルートを意識しておくべきです。

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